広告のランディングページを8秒速く
God Loves Nihon · godlovesnihon.jp
訪問者のほとんどが有料広告からスマートフォンで訪れる伝道サイトです。デザインは変えていません。同じページの表示が10秒以上から2.6秒になり、読者がどこで離れたかも分かるようになりました。

課題
このサイトは広告キャンペーンの受け皿です。訪問者の大半は日本のモバイル回線から広告をタップした方で、ページの読み込みが始まる時点で、そのタップの費用はすでにミニストリーが支払っています。Wix版では、通信を制限したスマートフォンで主要素が現れるまでに10秒以上かかり、その間に約3メガバイトを読み込んでいました。費用を払って呼び込んだ訪問者を、待たせている間に失うには十分な長さです。
行ったこと
デザインは変えていません。同じページを、ミニストリーが完全に所有できる静的ファイルとして作り直し、表示までに読み込む量を削りました。公開先は日本国内の配信が強く、通信量の課金がないCDNです。広告が当たっても配信費用は増えません。あわせて計測も作り直しました。これらのページはクリックがほとんどない長い読み物で、ページビューだけでは、祈りまで読んだ方と最初の画面で離れた方を区別できませんでした。今はどこまで読まれたか、どのセクションに到達したか、どのボタンが押されたかが分かります。送信先も、旧サイトで重複していた2つではなく、新しいひとつのプロパティにまとめました。旧URLは新しい場所へ転送しているため、すでに広告や他サイトから貼られたリンク、検索結果が切れることもありません。
結果
通信を制限したスマートフォンで、主要素の表示は10.6秒から2.6秒に、ページ容量は約3MBから約400KBになりました。これが広告の成果としてどれだけの意味を持つかは、ミニストリー側の広告レポートが示すものです。私たちが計測できるのは待ち時間そのもので、それが8秒短くなりました。新サイトは完成し計測も済んでいますが、まだ公開はされていません。godlovesnihon.jpは現在もWix版を配信しており、切り替えるかどうかはミニストリーの判断です。切り替え後も元に戻せます。新しい計測は、それまで意図的に沈黙します。本番のドメインからしか送信しないため、確認用のアクセスが、広告の判断材料となる数値を汚すことはありません。
利用者にとって変わったこと
| 項目 | 前 | 後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| サイトを動かせる人 | Wixのアカウント経由のみ | コードはミニストリーのもの、公開先も自由 | ミニストリーの管理下に |
| HTMLの制御 | Wixが生成、編集不可 | 手書きで読める形 | 編集可能に |
| 旧ページのURL | 移せば切れる状態 | 新しい場所へ転送 | 維持 |
| 継続費用 | Wixの月額 | 静的ホスティングの無料枠 | 請求なしに |
| 広告の効果を判断する材料 | ページビューのみ、その先は不明 | どこまで読まれたか、到達したセクション、押されたボタン | 離脱が見えるように |
| 計測の構成 | GA4プロパティ2つとタグマネージャーが併存 | 新しいプロパティ1つ | 数値が食い違わない |
計測した変化
| 指標 | 前 | 後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| パフォーマンススコア | 73 | 97 | +24 ポイント |
| アクセシビリティスコア | 92 | 95 | +3 ポイント |
| 最初の描画 (FCP) | 2.0 s | 0.9 s | −55% |
| 主要素の表示 (LCP) | 10.6 s | 2.6 s | −75% |
| 操作をふさぐ時間 (TBT) | 117 ms | 0 ms | −100% |
| ページ容量 | 3,097 KiB | 416 KiB | −87% |
- 計測日
- 2026年8月5日
- 計測方法
- モバイル版Lighthouseで、通信速度を模擬的に制限して計測。対象はトップページです。パフォーマンスの数値は3回計測した中央値、アクセシビリティとSEOは結果が一定のため1回の計測値です。
- 注意点
- 「前」は公開中のWixサイト、「後」は確認用サーバー上の完成した新サイトです。SEOスコアは掲載していません。公開中のサイトと競合しないよう、新サイトは公開まで意図的に検索エンジンから隠しているため、Lighthouseではその項目が不合格として扱われるからです。