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事例

教会ネットワークの一覧サイトを作り直す

日本語教会開拓ネットワーク · jcpnetwork.com

既製のWordPressテーマとレンガ壁の素材写真だったサイトが、加盟教会をきちんと探せる高速なバイリンガルサイトになりました。英語ページも初めて検索エンジンに読まれるようになりました。

課題

JCPNのサイトは既製のWordPressテーマで動いていました。どのページも、本文が現れる前に画面いっぱいのレンガ壁の素材写真から始まります。加盟教会の一覧はテキストリンクが並ぶだけで、英語版はブラウザ側で切り替えるだけの仕組みだったため、検索エンジンには一度も登録されませんでした。近くの日本語教会を探しに来た方には、地図もなければ、どこから見ればよいかの手がかりもありませんでした。

行ったこと

サイト全体を事前生成の静的ページとして作り直し、加盟教会を操作できる地図に載せ、日本語と英語を切り替えではなくそれぞれ独立した検索対象のページにしました。フォントは必要な文字だけを取り出して自前で配信し、最初の描画を妨げないようにしています。画像は端末に応じて出し分ける仕組みに移し、性能はテストで固定して、気づかないうちに悪化しないようにしました。

結果

サイトは公開中で、JavaScriptはほとんど送っていません。英語ページは初めて検索対象になり、教会一覧はリンクの羅列ではなく実際に使える地図になりました。一方でアクセシビリティは、文字色のコントラスト不足が数か所あり5ポイント下がっています。これは実際の後退であり、下の表に記載したうえで修正中です。

制作前と制作後

トップページ

以前のjcpnetwork.comのトップページ。既製のWordPressテーマで、サイト名の上に画面幅いっぱいのレンガ壁の写真が広がっている。
前 — 最初の画面はレンガ壁の素材写真
作り直したjcpnetwork.comのトップページ。日英併記の明快な見出し、年次カンファレンスの写真、教会一覧への導線が並んでいる。
後 — 何のサイトかがすぐ分かる

教会一覧

以前の加盟教会ページ。レンガ壁のヘッダーの下に、州の見出しごとに下線付きのテキストリンクが並んでいる。
前 — 州ごとのテキスト一覧
作り直した加盟教会ページ。教会ごとにピンが立った北米の地図があり、その下に一覧が続いている。
後 — 全加盟教会を載せた操作できる地図

団体紹介ページ

以前の団体紹介ページ。レンガ壁のヘッダーの下に、ビジョン・ミッション・戦略が区切りなく小さな文字で続いている。
前 — ビジョン・ミッション・戦略が一続き
作り直した団体紹介ページ。ビジョン・ミッション・戦略が見出し付きで分かれ、ビジョンは引用枠、ミッションは番号付きの2枚のカード、戦略は5項目のグリッドになっている。
後 — それぞれに見出しが付き分かれている

利用者にとって変わったこと

教会ネットワークの一覧サイトを作り直す
項目変化
英語ページブラウザ側の切り替えのみ、検索対象外/en/ 配下に8つの事前生成ページ検索対象に
教会一覧州ごとに並んだテキストリンク全加盟教会を載せた操作できる地図作り直し
ウェブフォント描画を止めるGoogle FontsのCSS必要な文字だけを自前配信、描画を止めない自前配信に
ブラウザ側のJavaScriptページ全体をブラウザで組み立て約1KBのナビ用スクリプトと地図のみほぼ不要に
旧WordPressのURL作り直しで切れるはずだった公開済みURLは新しい場所へ301転送維持
サイトマップ手作業更新で実態とずれていたルート定義から自動生成ずれない

計測した変化

教会ネットワークの一覧サイトを作り直す
指標変化
パフォーマンススコア7798+21 ポイント
アクセシビリティスコア10095−5 ポイント
SEOスコア83100+17 ポイント
最初の描画 (FCP)2.9 s1.7 s−41%
主要素の表示 (LCP)4.8 s2.1 s−56%
ページ容量668 KiB483 KiB−28%
計測日
2026年8月5日
計測方法
モバイル版Lighthouseで、通信速度を模擬的に制限して計測。対象はトップページです。パフォーマンスの数値は3回計測した中央値、アクセシビリティとSEOは結果が一定のため1回の計測値です。
注意点
「前」の数値は、JCPN自身のバックアップ(Twenty Seventeenテーマとアップロード済みファイル)と保存記録のHTMLから、元のWordPressサイトを手元で再現して計測したものです。ディスクから直接配信しているため応答時間は実際のサーバーより速く、元のサイトがこれより高い数値だったことはあり得ません。おそらくもっと低かったはずです。